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第一章 ~レスカ編 第三話~
アランレスカがロハン大陸を離れている間に、ロハン大陸ではサーバー統合という至上最大の大変動が起こった。
オンサーバーとエドネサーバーが統合されて連合1サーバーとなり、ロハン大陸に住む全ての人々に名前変更権が与えられると同時に、フレンドリストが全て削除された。また、時を同じくして新種族であるダークエルフが実装される。アランレスカはこれを機に「レスカ」と名前を変え、真っ白なフレンドリストで再びロハン大陸に足を踏み入れることになる。



ロハン大陸の大変動と同じように、聖霊無月でも大きな変化が起きていた。
蒼燈と名を変えた蒼妃が言うには、ギルドマスターのLindtが行方不明になっているとのこと。その間にDEAD†ALIVEギルドから侵略を受け、聖霊無月はガタガタの状態になっていた。

当時、ロハン大陸にはタウン争奪戦の代わりに野外戦争システムが存在し、ギルドマスター同士のみが戦争の可否を決めることができた。しかし、戦争を申し込まれた側のギルドが宣戦布告を受けなくても、一定時間の経過後にギルドマスターが拒否を行わなければ勝手に戦争が受諾されてしまうことになっていた。

このままでは戦争を回避できない為、戦争を仕掛けられても拒否できない。このような状態は好ましくないと判断した聖霊無月のギルドメンバーは、次々と移籍先を探し始めた。一人、二人とメンバーが減っていく。2ヶ月前には転職前で、早くみんなとPTを組めるようになるんだと頑張っていたレイグランデ(後のオルブライト:Lexus Azur所属)は、MOON LIGHTギルドへ移籍を決めた。桃丸は廃棄天使ギルドへ、エランツォはGARSONギルドへと移籍した。このままではLOUNGEと同じになってしまう。

みんな一緒に移籍してはどうだろう?あそこのギルドはどうだろうか?そんなことを考える間に、蒼燈がつぶやいた。

「レスカさんがマスターになればいいじゃん」

最初はとまどったが、このままみんながバラバラになるよりは。

レスカはこうしてギルドマスターになった。
初期メンバーはユノア、蒼燈、デカプリオ、ぽう、エルファーラ。そして無所属だったフレのみどるん(みどてんの別キャラ:テンプラー)を新たな仲間に迎えた。Lindtがレンジャーであったことから、また戻ってきてもわかりやすいようにと、ギルド名は「ウィングフット」とした。レンジャーが一人もいないウィングフットギルド、そしてウィングフットプレイ日記がこうして誕生した。

みどるんに連れられてラコンダンジョン2FへPTに行ったときのこと。
そこには頑張ってMOBを釣りながら走り回る二人のハーフエルフがいた。その内の一人のアリアル(レンジャー・Espritギルド所属)はウイングフットを覚えたいと、レベル上げを頑張っていた。その姿を見て、レスカはLindtの面影を頭のどこかで思い描いていたのかもしれない。
そのPTがきっかけであるかのように、その後、連合1サーバーに一人のハーフエルフが誕生した。名前をグレープフルーツという。グレープフルーツは石弓を好み、サブギルハンを中心に育った。そんなグレープフルーツがギルドマスターになるのはまだ先の話である。

第四話へ続く

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by wingfoot_lessca | 2008-10-22 01:03 | 物語
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